胸に大きなハートをタッチケアは

 大好きな人が、自分の手指をもちいて、一定の圧力をかけながら赤ちゃんや子どもの全身をゆっくりとマッサージする「タッチケア」は、最初は、新生児センター入院中の赤ちゃんの、成長促進や全身状態安定、睡眠リズムの安定などの、主に赤ちゃんに対する効果が検討されていました。
 今ではむしろ赤ちゃんとの接触の喜び、面会時間の充実、この子のために自分にもできることがあるという満足感、母性の誘発など、家族に対する効果という意味でも歓迎されており、母子関係の形成支援の延長上にあると考えてもよいでしょう。
 日本タッチケア研究会は、米国マイアミ大学Touch Research InstituteのTouch therapy の手技を元にして、新生児病棟スタッフ用と3ヶ月以上児用の2種類のタッチケアガイドラインを発表しています。元気に生まれた赤ちゃん達でも、生後3ヶ月未満の子は新生児病棟スタッフ用が兼ねています。

 近年、新生児センター入院児や、乳児だけでなく、保育園にいる幼児や、乳児院や障害児施設に入所している子どもたちにも受け入れられるようになってきました。

 タッチケアには、ある一定のガイドラインがあり、教則ビデオやマニュアルがあります。大事にしてもらいたい基本もあります。それは、触れる面積を広くとること、ゆっくり行うこと、少しの圧をかけることなど、簡単なことばかりです。また、この手技を隅々までかたくなに守らなければ問題であるということでもありません。基礎となる方法を元に、施設により、対象のお子さんにより、また触れる方の個性に合わせて、柔軟に変化させていきましょう。さわること、ふれあうことを通じての育児支援であり、母子の愛着形成支援としてとても有用で楽しい時間です。


背中を上下にタッチケアを学ぶために

 日本タッチケア研究会は、年に1回、夏に指導者講習会を開いています。この講習会に参加すれば、ふれあいの考え方やタッチケアの理念、その実技まで学ぶことが出来、また、研究会の発行する受講証を受けることができます。毎年開かれる、アドバンスコースの研修会への参加資格も得ることが出来ます。これからは、地方での開催も歓迎しており、企画していただける方を募集しています。詳しくは下記のホームページから、日本タッチケア研究会にお問い合わせ下さい。

 講習会に行くことが出来ない人、これらの受講証や他の資格は必要なく、とりあえず手軽に学んでみたい人のために参考になるサイトを紹介します。


タッチケア研究会のページです。参考になるページがあり、また学ぶための教材を購入することが出来ます。
前川喜平前会長と、吉永が執筆したタッチケアの記事がウエブ上で読めます。

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